あなたは大丈夫?日本英語教育改革と今後の留学需要【留学で将来を変えよう】

留学はお金がかかるから、、、となかなか留学に踏み出せない人のご相談にもカウンセリングにてよくお伺いします。

そんな時、ぜひみなさんにお伝えしたい「今が留学ラストチャンス!」の理由をご紹介します。

日本英語教育改革とは?

日本の英語教育は2020年から変わっていたのをご存知ですか?
日本の英語教育レベルは、話す・書くなどのコミュニケーション能力や、知識や経験を活かして適切に英語で表現する能力が他の先進国と比べるとかなり遅れていました。
そこで2018年英語能力について全国調査が行われましたが、目標のレベルに達したのは4割程度にとどまりました。
このままだと、国際化している他の国々についていけない、と2020年4月から新しい英語改革がスタートしました。

改革前改革後
2020年度以前2022年4月〜
英語学習必修化中学校小学5年生
必修英単語(高校)1800語2500語
大学入試センター試験大学共通テスト
英語の授業(中学)日本語原則英語

英語が1教科として扱われ、これまでは、「英語」が成績表に含まれるのは中学校からでしたが、現在は小学校5年生から含まれています。 また早いところでは、なんと幼稚園からALTの外国人教諭との授業やアクティビティを始めるのがという都市もあります。

実際に私が2020年に都内の英会話教室で勤務している時、 「中学卒業までに英検準2級を取得しないと卒業できない」 と言っている生徒もよく見かけました。

単語量 

自分が中学、高校の時の英単語帳を思い出してください。
毎日付箋を貼り付けて覚えようとしても、たった1800字だったのに丸々1冊覚えることは不可能でしたよね。ですが、この英語改革では英単語数も増加したため、あの分厚かった英単語帳がさらにボリュームが増えてなんと約1.4倍も必修の英単語が増加しました。

大学センター試験の廃止

2020年頃よく目にしたのは大学センター試験の廃止というニュースではないでしょうか?
実は今の高校生は私たちがよく知っている試験とは異なる試験を受けて大学に入学をしています。

大きく変わったのは、テスト配点と問題傾向です。

センター試験大学共通テスト
筆記200点100点
リスニング50点100点

今まで暗記さえしていればとれた筆記試験は100点と半分の配点になり、理解力や英語を聞き分けるリスニングと同等の点数配分になりました。

 また大学共通テストでは、今まである程度点数が取りやすい項目とされていた、単語のアクセント問題、文法問題がなくなりました。
そのかわり、全ての問題が長文読解になり、暗記をしているだけでなく、英語を正確に読み解き、問題に答える力が必要になります。一つの文章を読んで問いに答えていた問題が、今はポスターや図の読み取り問題が増え、その文章量もかなり増加しました。
 さらに恐ろしいのが、長文の問題文がなんと「英語」になったことです。問題に答えるために問題文を読み解く必要があるため、以下に指示された内容が何かを瞬時に読み解くことが必要になりました。

 右図のリスニング問題について
実際に私がテストを受けてみての感想をお伝えします。
私の大学入試はセンター試験でしたので、大学共通テスト実施初年度のテストを受けてみて驚愕しました。実はその年に都内の英会話スクールで働いていたのですが、ネイティブの外国人講師にリスニングを聞いてもらったところ「イギリスの高校生でも難しい問題だよ!」と驚いていました

では実際のリスニング問題です。(全文を見たい方はこちらから)

お父さんがボランティアに行く娘と持ち物について会話しているリスニング問題です。

このうち持って行ったものは手袋、帽子で①が正解です。
軍手はGroves(複数形) 帽子はHat(単数系)というのですが、2人の会話のでは1度も帽子や手袋という名詞は出てきません。
ではどうやって問題を解くのでしょうか?

〜解説〜

父「今日は晴れるみたいだよ、外でやるにはこれが必要じゃない?」の一言から→帽子と推測
父「あ!これを忘れているよ!」という言葉の中での、これ
→4つの絵の中に複数形になるものは手袋だけ。Grove’s’ ▶︎手袋が正解

その他のものは、向こうが準備してくれるよなどと言っていたため不正解という問題。

この問題はなんと4点配点で、問題順序的にも比較的簡単なリスニングと言われるリスニングテスト前半に登場します。

この問題から、いかに内容を理解して、その情景をイメージできるか?ということが重要になってきている事がわかりますね。

複数形で使われる単語を知っているか。

複数形になった時に単語の音が変わるを知っているか?

というように、単に英単語を知っているだけでなく、推測、イメージ、知識と照らし合わせることが必要になりました。リスニングの問題を聞きながら、頭の中で状況をイメージしていかなければならないのです。

現在の留学傾向

英語改革に伴い、海外に行く日本人留学生も増加しました。(図1参照) 短期留学、語学留学を含む、高校生、大学生の留学数は年々増加しています。

コロナ禍で一時は減少したもの、2009年の36,302人と比べるとコロナが始まる直前のピーク時2018年は115,146人と3倍以上もの日本人が海外に渡航しています。
参考:https://tobitate.mext.go.jp/about/case/

もはや今までのように、「海外留学に行ってきた」というだけでは就職にも仕事でもアピールが薄いほど海外に渡航する学生が増えているということです。

また都道府県別にみてみても、東京や大阪などと言った都市部の学生が圧倒的に多く、都市部の学生とそうでない地域の学生で危機感の広がりがあることも見て取ることができます。(図2)

留学生受け入れプログラム

2023年3月17日に開催された、教育未来創造会議で2033年までの海外留学生受け入れの目標が発表され、外国人留学生を40万人受け入れ、日本人留学生を50万人送り出すと掲げられました。
国際交流の目的だけでなく、少子化がますます進む日本の将来のために、海外から留学生を迎え、日本国内の人材確保の目的が強くなってきました。
 フィリピンや香港などではすでに英語が公用語化しており、ヨーロッパの国々は4ヶ国語話者が大勢といます。
日本国内の会社に日本国籍でない方が8割になる未来もそう遠くはありません。

カナダ留学のメリット

英語を習得するだけなら、間違いなく日本国内でもできますが、私が実際に現地に住んでみて感じる“留学をして英語を学ぶメリット”をご紹介します。   

カナダは多民族国家のため、レストランやオフィスで他の同僚と働く際、全く文化背景の違うひととコミニケーションを取る必要があります。一見簡単のように思えますが、 「Common sense(常識)」が異なる人と一緒に働くことは意外と大変です。 自分の仕事が終わっても、周りの状況を伺いながら退勤するのが日本人ですが、自分のタスクが完了したらすぐに退勤するのが当然の文化もありますよね。

日本国内であれば英語の文法他テストの点数を上げることが限界ですが、カナダ現地で学べば「英語(+他言語)、国際色の強い中でコミニュケーションが取れる力、プロジェクトを遂行する力、宗教間の違い」まで、これからの将来に必ず必要になるスキルを養うことができます。  国内の英会話教室で月1万円をかけるのであれば、海外で同じだけ払って短期間で多くのスキルを習得した方が効率が良いとは思いませんか?

まとめ

物心着いた時から英語は身近にあり、これからこの新しい指導要領で英語学習を終えた人間が、あと10年もすれば自分と同じ会社に入ってきます。
そうなった時に、終身雇用制度も年功序列制度もない会社で、自分の仕事を確保することができるでしょうか?

まだ、今から英語を始めれば間に合うことがたくさんあります!
もし留学を迷っているのであれば今が最後のチャンスです。

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