2023年、世界中からオーストラリアへ入国した移民者の数は過去最高を記録。日本でも、学生ビザ・ワーホリビザを利用しての渡航者は年々増加しています。物価高が続くオーストラリアでの生活では、できるだけ早く仕事を見つけたいという人が多いのではないでしょうか。
世界中からやってくる英語ネイティブや、語学堪能な国の出身者に負けず、安定的に仕事をGETするためには、語学力+αの工夫が必須。
ここでは、面接合格に役立つ資格「RSA(酒類販売資格)」についてご紹介します。
RSAとは?
RSAとは、Responsible Service of Alcoholの略で、レストランやホテル、居酒屋(PUB・Bar・Tavern)、酒屋(liquor shop・Bottole shop)など、お酒を提供する場所での就労に必要な資格です。
RSAの講座では、州ごとのアルコール提供・販売に関する情報、顧客のアルコール摂取のペースや量、年齢や泥酔の判断といった、酒類提供に必要な知識を習得できます。飲食店では、RSA保持が必須条件の求人も多いため、資格を取得することで、仕事探しの幅を広げることもできます。
ワーホリビザ・学生ビザで就労する留学生でも、RSAの資格取得なくお酒の提供をした場合は、罰金の対象となります。飲食店での就労を予定しているのであれば、RSAの資格保持をアピールし、仕事を探しを有利に進めましょう。
尚、オーストラリアでは、車の免許やRSAなどの資格は、国ではなく州ごとに取得が必要となるため、居住予定の州発行のRSAを取得することになります。引っ越しなどで州を跨いだ場合には、移動先の州でRSAを取り直す必要がありますので、気を付けましょう。
RSAの費用
RSAの受講料金は、州や受講する講座によって変わります。$40程度のものから、$150程かかるものまで差があります。
一般にオンライン受講の方が安いと言われていますが、語学学校によっては、語学コースの就学とセットで申し込むことで無料で受講できる学校もあります。
RSAの取得方法
RSAの受講方法は以下の2つ。
- 語学学校・専門学校の主催するRSA講習を受講
学校主催の講習に参加する場合、半日程度の講習後にテスト、合格すれば1日で取得ができるので、急ぎ取得したいという方におすすめです。TAFEなどの専門学校主催の講座では、ローカルの受講者と一緒に受講となるため、ある程度の英語力が求められますが、語学学校主催のRSAでは、留学生を対象に手厚く教えてくれるので、英語に自信がなくても安心です。
どんな学校で取得できる?
RSA講習が受講できる学校については、
こちらの公式LINEにて「オーストラリアRSA」ご入力ください。ご案内させていただきます。
- オンラインにて受講
オンラインにて受講する場合、学校での受講より安く取得でき、ご自身のペースで進めるため、自宅でじっくり受講したい方、英語に自信のない方にはおすすめの方法です。
オンラインでのRSA講座参照サイト
RSAの資格は、さまざまな民間サイトで提供されていますが、州政府が認定するサイトから受講しましょう。
テスト受講➡ライセンス取得の流れ
1. https://www.usi.gov.au/にてUSI番号(学生番号)を発行
※TAFEや大学などに就学している場合、既にUSI番号を発行している可能性もありますのでご確認ください。
2. 各州の認定サイトにて申し込み
3. 教材ページにて学習➡テストの受講
※サイトによっては、学習とテスト受講が交互に行われる場合もあります
4. 口頭テスト
※電話での口頭テスト、録画での口頭テストなどが選択可能です。英語に自信のない方は、やり直しが可能な録画での提出がおすすめです。
5. 仮証明証の発行➡ライセンスカードの発行
※州によって異なりますが、仮証明証の有効期限内に、指定のサービスセンターでカードを受け取りましょう
RSAのほかに、仕事探しに有利なおすすめ資格
✔RSG(Responsible Service of Gambling)
カジノやスロットなどが設置されたホテルやバーなどで働く場合に保持が必要な資格です。
✔White Card
建設業に従事する際に必要な資格です。セカンドビザ取得のためのSpecified Workなど、建設関係での仕事を検討している場合は取得しておきましょう。
✔Working with Children Check/Blue Card
子どもと関わる仕事やインターンなどに参加する際に必要な資格です。オーペアやデミペア、福祉や幼児教育などを検討する際は、必ず取得しましょう。
✔Barista
コーヒーを作るための知識とスキルを習得できる認定コースです。資格ではありませんが、Baristaとしての職を得るために、語学学校などが主催するBaristaコースでスキルを身につけておきましょう。
まとめ
海外での就労は、想像以上に大変なものです。語学力はもちろん、「この人を雇いたい」と思って貰える人材であることが大切です。期限の限られた滞在だからこそ、しっかり目標を立てて、準備をしておくことが大切です。
オーストラリアでの就労について相談したい方は、One’s Passportオーストラリア専門カウンセラーにご相談ください。