ワーホリや語学留学、社会人留学を検討するとき、まず最初に悩むのが渡航する国ですよね。
気候や治安、時差やお国柄、将来のキャリアや受けたいコースなどで決める場合が多いですが、実は私は、”英語”の発音も渡航国を決める上で大きなポイントにしていました。
日本国内でも東北弁・関西弁などがあるように、同じ英語圏の国と言っても、渡航する国によって発音や使う単語、スペルも違うんです!
将来的に自分がどんな英語を話したいのかで渡航国を選ぶのも面白いですね。
今日は、私が渡航先に選んだ「オーストラリア英語(Aussie English)」についてご紹介します。
オーストラリアの歴史とオージー英語のはじまり
オーストラリアは、約6万年以上前から先住民族アボリジニが、自然と共存し暮らしていた大陸です。
15・16世紀の大航海時代になると、ヨーロッパの探検家たちがオーストラリア大陸を発見。特に17世紀、イギリスの「キャプテン・クックの上陸」により、オーストラリア、そしてアボリジニの歴史は大きく変化しました。
その後19世紀のゴールドラッシュにより、さまざまな国籍の移民が入植するまでの約100年間、オーストラリアには主にイギリス人が入植し続けていました。 現在Australia Dayとして祝われている建国記念日は、植民地時代にイギリス政府が承認した「オーストラリア連邦」誕生の日となります。
このような時代背景から、オーストラリアで話されている英語は、イギリス英語が基盤となっています。長い歴史の中で、アボリジニの文化にも影響を受けながら、今現在は独自のスラングなどを持つオーストラリア英語(オージー英語)として認知されています。
オージー英語の発音
私たちが日本の学校で習う英語は、主にアメリカ英語を主体としているため、初めてイギリス英語やオージー英語を耳にする人は、「これって同じ英語なの?」と驚く人も少なくありません。
でも実は、オージー英語は日本人の苦手な”Rの音”をあまり発音しない為、日本人にとってはカタカナ英語に近く、とても発音しやすいんです。
もう一つの特徴は、母音の発音です。
「a」は、エイではなくアイと発音されるため、「DAY」は、デイではなくダイと発音します。
オーストラリアの挨拶「GOOD DAY MATE!」は、「グダイ マイト!」となるので、これって英語?と驚いてしまいますが、慣れてくると、とても親近感が生まれてきます。オージー英語が愛される不思議ですね。
そのほかよく使う言葉では「Can’t」は、キャントと発音したくなりますが、カーントに近い音を出します。「Can」はキャンなのでご注意を・・・。
オージー英語のスペル
イギリス英語・オージー英語でさらに特徴的なのがスペルです。
私たちが習ってきたアメリカ英語とはスペルの順序が違ったり、別のアルファベットが追加されたりする単語もあります。
アメリカ英語 | オージー英語 | 違い |
---|---|---|
Center | Centre | -er, -re |
Meter | Metre | -er, -re |
Favorite | Favourite | -or, -our |
Color | Colour | -or, -our |
Enquire | Inquire | en, in |
Counselor | Counsellor | -l, -ll |
Traveler | Traveller | -l, -ll |
Canceled | Cancelled | -l, -ll |
Catalog | Catalogue | -og, -oug |
Analyze | Analyse | -ze, -se |
Organize | Organise | -ze, -se |
Realize | Realise | -ze, -se |
License | Licence | -se, -ce |
Defense | Defence | -se, -ce |
Check | Cheque | -ck, -que |
Tire | Tyre | -ire, -yre |
これらのスペルは、どちらを使うのが正解ということはありません。さまざまな移民が暮らすオーストラリアでは、どちらのスペルでも通じるし、間違いではありません。でも、オージー英語を使えると、より地元の人を身近に感じられるかもしれませんね。
※オーストラリアで留学中、学校のassignment(課題)などをオージー英語で仕上げたい場合は、スペルミスを訂正してくれるアプリなどでオージー英語・イギリス英語を選択する、Wordなどの辞書にあらかじめ単語登録をしておくのがおすすめです。
オージー英語のスラング
オーストラリアでは、スペルや発音だけでなく、まったく違う単語を使う言葉もあります。せっかく暮らすのであればスラングも覚えて、現地生活を楽しんでみるのも良いですね。
アメリカ英語 | オージー英語 | |
---|---|---|
エレベーター | Elevator | Lift |
フライドポテト | French Fries | Chips |
1階 | First Floor | Ground Floor |
2階 | Second Floor | First Floor |
朝食 | Break Fast | Brekkie |
午後 | Afternoon | Arvo |
ビスケット | Biscuits | Bickies |
蚊 | Mosquito | Mossie |
バーベキュー | BBQ | Barbie |
一杯のお茶 | Cup Of tea | Cuppa |
マクドナルド | McDonald’s | Maccas |
携帯電話 | Cellphone | Mobile phone |
ガソリンスタンド | Gas Station | Petrol Station,Servo |
スイーツ | Candy,Sweets | Lollies |
セーター | Sweater | Jumper |
ピーマン | green pepper | Capsicum |
サングラス | Sun Glasses | Sunnies |
持ち帰り | To go/Take out | Take away |
考える | Think | Reckon |
たくさん | a lot of | Heaps |
水着 | Swim Suit | Bathers |
とても | Very | Bloody |
疲れ果てた | Exhausted | Buggered,Stuffed |
クーラーボックス | Cooler Box | Esky |
簡単 | Easy | Piece of cake |
ビール瓶 | Bottle of beer | Stubby |
夕食 | Dinner | Tea |
サンダル | Flip Flaps | Thongs |
薬局 | Pharmacy | Chemist |
海老 | Shrimp | Prawn |
覚えておきたいオージー英語フレーズ
オーストラリアでローカルに混ざって会話をする時に「???」とならないよう、覚えておきたいフレーズをご紹介します。
- G’day mate! =Hello!, Hi!
- Ta (mate)! =Thanks!
- Cheers (mate)! =Thanks!
- How are ya going? =How are you doing?
- No Worries (mate)! =No Problem, You are welcome
- Good on ya! = Good for you
- Cool Bananas! =Great (How are ya? に対して絶好調な時に使う)
- Cya this arvo =see you this afternoon.
留学前に勉強するならどんな方法がおすすめ?
ご存じの通り、オーストラリア英語はイギリス英語に由来しているので、勉強するのであればオージー英語やイギリス英語の教材を利用してみるのがおすすめです。
最近では、無料で利用できるアプリやyoutubeなどもたくさん出ているので、上手に活用して勉強しましょう。
🇦🇺 <おすすめ勉強法>
✔オージー英語を話している動画や、オーストラリア・イギリス系の俳優さんが出ている映画を英語の字幕付きで見る
✔初級者なら、子供向け番組で生活英語を学ぶのもおすすめ
✔シャドウイング音源で毎日真似して発音練習
✔毎日英語日記(書くor話す)-自分の気持ちを英語にするのは結構難しいので練習あるのみ!
✔アプリの英語クイズなどで文法練習
✔無料英会話やMeet upに参加
オーストラリア留学について気になる人は、オーストラリア専門カウンセラーにご相談ください。
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